MAY YOUR POUCHES NEVER BE EMPTY!
君の小袋がいつまでも空っぽになりませんように!
author michi

赤い手は滅びのしるし
第2章 :第5回:第6回第7回戻る
このキャンペーンも、ようやく今回から第2章に入ります。
参加メンバーはいつものこの5人。

・アラストール/ミヤ … 回復役のパーティの紅一点。今回某フラグが立ちますた!
・ジュニーニョ/ひげお … 女泣かせの不粋のファイター
・フレリオ/店長 … 森エルフの故郷を勘当された流離いの肉体派モンク
・バルタン/ゆづる … 嫌よ嫌よも好きの内。コスプレ大好きウォーロック。
・エルギアン/私 … ファイアボール大好きダメ厨ウィザード。爆発は芸術だ!(・∀・)

 毎度毎度、誤字脱字が多いレポートで恐縮ですが、
 都度、訂正致しますので、気にしないようにお願いしますです^^;

前回までのお話


竜魔将コスを退治したパーティたち。
そこで知ったのは、恐るべきアザール・クル率いる赤い手の
軍勢のエルシア谷侵攻計画だった。
緑竜オディランディオンが守るどくろ谷の大橋を落し、
ドレリンの渡しの村人の避難の時間稼ぎに成功したものの、
赤い手の軍勢は遅かれ早かれやってくることには変わりなかった。

次なる手を打つべく、ドレリンの渡しで準備を進めるパーティ。
さぁ、今回どういう展開になるのか!

…エルシア谷滅亡まで、あと??日。

新たなる旅立ち


8/8 朝 ドレリンの渡し。

ここドレリンの渡しは来るべき災厄に備えて朝から慌しく村人が動いています。
そんな中、パーティも死霊王の地へ赴く準備を行ないます。

まず、手に入れた武器や装備を売り、フレリオの希望により、
25チャージのシールドの呪文のワンドを購入します。

捕虜のゴブリンには、本隊が到着したら、エルギアンが偽造した
「我らコス軍がどんどん都市を制圧していっているので
るので、本隊は急いで前進する必要がありません。」という
内容の書いた手紙を渡すように言っておきました。
これで少しでもブリンドルまでの侵攻を遅延させることができたら
いいのですが。

ここで情報を整理して冷静になって考えてみると、
何の脈絡も無く地図にあった名前の死霊王へ行くより、
失われたレストの廃都で何やらよからぬ指令を受けて活動しているという
ホブゴブリンのレンジャーの竜魔将サールヴィスを倒しに行くかと
いう話しになります。

[廃都レスト]
昔むかし、魔女の森の北西のレスト湖の辺りで栄華を極めた古代レステン王国。
ドレリンの渡しの南の遊牧民の地を訪れたレステン王国の貴族が、
遊牧民のライオンの王を殺してしまったことが原因で起こった
レストと遊牧民との戦争。
レストの軍勢は遊牧民の集落に進軍し、遊牧民は滅んだ。
王国に戻ったレストの軍勢は勝利の凱旋をするも、
街にライオン王のゴーストが飛びかい、
その後レスト王国が滅んでしまったという呪われた場所。

ここでアラストールの案により、
ブラザーダーニーにオーギュリティの呪文で、
「レストより死霊王の方へ先にいくのがいいか」
占って貰うことに。結果は"凶"です。

レストに行くには、
・ドレリンを抜けるレスト川を上っていくルート
・ブリンドルへ戻り、レストの細道をいく
・森をつっきる
ルートがあります。

ジョールにも裏道を聞きましたが、あまり良い答えは返って来ません。

またワンダリングが怖いので、魔女の森は突っ切らずに、
ここドレリンの渡しからあかつき街道を東へ戻り、
タラー経由でレストの細道で北上し、
魔女の森をまわって行くことにしました。



タラーまでは二日半。食料と水を購入して出発です。

魔女ヶ瀬の町


あかつき街道を新しく購入した軍馬で東に2日、何事も無く進み、
8/10の夜にタラーまで着きました。
途中の集落、テレルドンやナイモン峠で情報収集した限りでは、
避難の知らせは各町に届いているようです。
念のため、バルタンが行く先々の酒場で誇張して敵の脅威を
話していたのでバッチリかもしれません。
赤い手の軍勢がブリンドルまで侵攻を開始すれば、
これらの集落も無事では済まされないでしょう。

11日朝、タラーを出発。ブリンドルまでは戻らず、
魔女ヶ瀬の町に行き、近くに住んでいるという
フレリオの故郷の森エルフに会い、情報を集めて、
危険を警告することにしました。

11日夜、魔女ヶ瀬の町に到着します。

まずは情報収集です。

・ティリキトルというエルフが沼地に住んでいる
・近くの森には森エルフが住んでいる、ティリキトルとは最近交流が無い
・リザートフォークも沼に住んでいるが、エルフの文化的共通点はないだろう

また、この町は表向きは町長が治めているのですが、
影の実力者、"エスの守護者たち"というドルイドが権力を握っています。
彼らにも伝えておいた方がいいだろうということになり、
バルタンが村長に会って、危険が迫っていることを伝えます。

「暫く、待たれよ。」
暫くすると5匹の鷹がPTの前に降り立ち、人間の女性の姿に変わります。
「私たちを呼んだのはあなた方?私はエスの会議のメンバー、アドランナ」
「かくかくしかじか…」
「わかりました。あなた方が身を張って危機を伝えているのはすばらしいこと
です。私たちもできる限りの助力を惜しまないでしょう。」

何かマジックアイテムを貰いたいと皆ねばってみましたが、
そのようなものは、残念ながら入手できませんでした。
とりあえずバークスキンのポーションを2本購入し、エルギアンは、
「レストの地に赴くのですが、何かあったときに連絡を取りたい」
と、フォークというメッセンジャーを入手しました。

「あなた方にアローナのかごがあらんことを」

襲撃された使者


12日朝、フレリオの仲間のエルフの集落に向けて出発し、昼に到着します。

立ち止まるフレリオ。
突然、森の陰から複数のエルフが出てきます。

森エルフ「久しぶりだな、弟よ。」
フレリオ「…。」

勘当された身なので、なんだか気まずい雰囲気が場にながれます。
とりあえず、赤い手の軍勢のことを話します。

「ふむ。お前がこの森を出て死と魔術の信徒になったことを聞いて
私は怒り、この森を追い出してしまった。そのお前が、今度は、
そのような知らせを持ってくるとはな…。」

フレリオの兄、インビジブルアローのアイリールは語る。

「ティリキトルの部族か。速き矢のキリヤルなら知っている。
その昔、奴とは弓の勝負をしたことがあるぞ。」

一応、相手にわかるようにフレリオが部族の矢をもらいました。
 
すぐにレストの細道に戻り、道を北上します。
目指すは黒沼と呼ばれる湿地帯に住むというエルフの部族です。

夕暮れ、道の先方で、二頭立ての四輪馬車が道から外れて止まっており、
小さなゴブリンたちに襲われている場面に出会いました。



一緒にいるのは3体の二つ頭の大男エティン達で、
ゴブリンに大きな声で命令しています。



頭A「おい!誰か来たぞ!」
頭B「来たぞ!」

ここで本日最初の戦闘です。

迫り来るエティンたちに果敢に突撃を開始するジュニーニョ。



フレリオも前にでて接近戦が始まります。
エルギアンはヘイストをかけたあと、エティンの一匹にグリース。
バルタンは敵をかわしつつ得意の怪光線です。



皆、ここまで今日は戦闘がなかったので力入っているのか、
4ラウンド程度でたちまち3体のエティンを倒し、
残ったゴブリンたちは、エルギアンが掃除をして
速攻で戦闘が終了してしまいました。


 
馬車には…
・胸に黄金の獅子の紋章のマークのあるチェインメールを着た4名の兵士の死体
・鍵のかかった箱
・鍵と書状の入った鞄

敵の持ちもの(後ほど鑑定)
・ワンド・オヴ・キュアモデレートウーンズ 50chg
・ワンド・オヴ・ベアズエンデュアランス 50chg
・ポーション・オヴ・リデュースパーソン
・武器/ランサー+2
・巻物/ミスディレクションの巻物
・扇子/クワールズ・フェーザー・トークン

黄金の獅子の紋章は死体が、ブリンドルの領主ジャルマース卿配下の兵士
であることがわかります。

鞄の中の鍵は、箱の鍵でしょうか?
とりあえず書状の封を解いて読んでみました。

書状の宛先は、輝く斧の一党、傭兵団長兜割り族ヘルムブレイカーのエルバス
差出人はブリンドル城主ジャルマース卿。

兜割り族とは、ナイモン峠の南の方、ハンマーフィスト氏族で、
内容は、彼ら斧のドワーフ200人強をブリンドル防衛のための雇用契約書でした。

「おー!ブリンドルの領主も動き出したか!」
「でも、何でブリンドルの南西に向かった使者が、こんなところにいるんだ?」

ブリンドルへの帰還


夜が明けて8/13朝、とりあえず書状のことをブリンドルに伝えることにし、
一路、来た道を南下。魔女ヶ瀬の町をさらに南下してブリンドルまで戻りました。

二日かかり8/14夜、ブリンドルに到着。

ここから簡単なキャラバンの護衛任務を引き受けてドレリンに向
けて旅立ったのはほんの3週間ほど前のことなのに、あれから
ずいぶん経った気がします。
※ リアルではキャンペーン始めて3カ月も経ってます。

とりあえず、ジュニーニョの知り合いのラース隊長に、
書状のことを知らせに行きました。

「おお、ジュニーニョ。久しぶりだな。お前たちの飛ばした伝令の話は、
聞いているぞ。殿下はすでに動いている。ブリンドルは大丈夫だ。」
「それが、この書状を…」
「なに?これはどういうことだ?」

ということで、短いあごひげを整えていて、
35歳の若い領主との面会です。

ジャルマース
「あぁ、君か、ジュニーニョ。話は聞いている。
 我々はブリンドルで食い止めるため、
すでにハンマーフィスト氏族に使者を出している」
「それが、殿下。その使者がレストの細道で襲撃にあっていたのを発見したのです」
「なぜ?そのようなところに使者がいたのだ?」
「とりあえず使者が目的のものを届けられてなかったのは事実でございます」

ここで、我々がこれから向かっている先のことと、
サールヴィスを倒す援助をお願いしたい、
とバルタンが話します。

「うむ。私も手ごまは多いほうがいいが…。 そうだな。
失敗した伝令のかわりに、君らが、ハンマーフィスト氏族の
ところに行く使者になってはくれないか」

しかし、ドワーフのハンマーフィスト氏族のところまで、
ブリンドルから140マイル、一週間かかりそうな場所なので断り、
バルタンの熱心な説得によって、そのサールヴィスとやらを倒して
証拠を持ち帰れば、ジャルマースのポケットマネーから
1500gp/一人、援助をだしてもいいということになりました。
 
エルギアンとアラストールは図書館で調べ物です。

エルギアンが気合いを入れてレストの歴史について調べた結果、
語り継がれていた死霊王と呼ばれるライオンの王の呪いの話が、
本当は少し違ったものであったことがわかりました。

伝承では、
・ドルイドが遊牧民の種族をひきいて、
 誇り高きライオンと共存する方法を教えた。
・レストの貴族はライオンの王を毛皮や爪を得るために殺した
・今はいばらの野と呼ばれる地

事実は、
・大ドルイドの正体はアリケールザール、不死の王。残忍無二非な獅子教団長
・ライオンの民は、野蛮な食尽族
・レストの兵士は南方を平定するために彼らと戦争をし、結局どちらも滅んだ。

沼に住んでいるエルフ、ティリキトルについても調べました。  
・沼に住んでいるのはワイルドエルフ、樹木の上にテントを張ってる。
・200年前、部族の代表者・星の歌い手セリリアと共に西の大森から来た

後は買いものです。

・念願のチャズブルオヴフェルパワーアミュレットをバルタンが購入
・パールオヴパワーLv2をエルギアン1000gpとアラストール1000gp
 とパーティ資金2000gpで購入

道中の砦


8/15朝にブリンドルを出発し二日が経ったころ、
道の真ん中に12fばかりの見張塔が建っているのが見えました。

まわりは柵で囲まれて、このまま道を突っ切ることはできません。
見張塔から、ホブゴブリンらしき怪物が見張っています。

こういう場合は、我らがバルタンの出番です。
ディスガイズハットで早速、コスに変装です。



ホブ「お前たち、そこで何をしている、止まれ!」
バルタン「わしは竜魔将コスじゃ!サールヴィスに用がある!
 ここをあけい!無礼もの!この下っ端が!」
ホブ「われらはサールヴィス様の命によって、
 何事があろうと誰も通すなと、ここを守っている!」
バルタン「ばか者!至急の用件じゃ!ここをとおせ!
 サールヴィスに直接伝える必要があるのじゃ!」

変装はったり、あらゆる手を尽くして相手を説得させた結果。

ホブ「わかりました。何人もここを通すなという命令ですので、
 ここを通すことはできませんが、暫くおまちくだされば、
 サールヴィス様の元へ使いの者をやり、
 コス様がいらっしゃったことをお伝えしますが。」



バルタン「うむ。通ることは出来ぬなら、
 大切な密書が雨に濡れては困るので、中で待たせてもらうぞ!
 何時間かかるのじゃ?」
ホブ「4時間ほどおまちください。」

というわけで、皆は武装解除されて、中に通されます。



バルタン「これは、日頃から尽くしておるお前達にも分け前をやろうという
アザークル様からの褒美じゃ。」

フレリオが先に入って、金貨の入った袋を部屋の中央にばらまく。
群がる下っ端のホブゴブリンたち。
 
「む?竜魔将様は、そういう褒美は出さないぞ!」

勘の良いホブゴブリンが変な様子に気がついてしまいました。

しかし、ここまで来ればこっちのものです。

戦闘開始!

バルタンはビーム、
エルギアンはフレリオごと、部屋にいるホブゴブリンたちめがけて
ファイアボール!29点!…最後の一匹を残して殲滅しました。
フレリオは軽くかわします。



ところが、反応セーヴに1を出して大失敗したホブゴブリンが、
預けていた武装もろともファイアボールを食らっていたことが発覚。

何が消えるのかドキドキしながら判定した結果、
被害は拾ったコンポジットロングボウが燃えただけで済みました。

生き残った最後の1匹はフレリオのパンチに落ち、戦闘終了…
と思えた次のラウンド、

外に隠れていたオグルが突然出現しました。
さすがにこんなに簡単に済むとは思っていませんでしたが…。



ファイアボールを放ち、部屋の外に退避していたエルギアンに、
オグルのジャベリンが飛んで来て命中しましたが、
9点ほどのダメージで済みました。

続いてジュニーニョはオグルに突撃、
フレリオと共に攻撃し、たちまち2匹を倒します。



アラストールはプレイアーの呪文を唱え、
エルギアンにキュアライトウーンズを唱えに走ります。

最後、フレリオが攻撃を命中させ、終了。

戦利品は以下。
・魔法のポーション10本 … たぶんキュア
・魔法のブレストプレート2つ …?
・その他一般装備

17日夜はここで一泊します。
西の方から湿った空気が流れてくるくらいは特に何もなく夜が明けました。

計算によるとレベルが上がったようなので、
ここでレベルアップ作業を行ない、皆レベル7に!
# 後で計算したらまだ500点ほど足らなかったらしいが、そのままで

このへんでフレリオの中の人が用事のため、残念ながら帰宅。

黒沼での遭遇


18日の朝です。

朝靄の中、空を飛べるようになったバルタンがコス様のコスプレで
西の様子を〈視認〉して確認したところ、次のような感じの地形がわかります。



アラストールは、昨日の死体にスピークウィズデッドをかけましたが、
エルギアンが放ったファイアボールの威力が凄かったせいなのか、
何も聞き出せないまま失敗して終了…。

沼地へ延びている道を辿って進むことになり、出発しました。

ここでワンダリングモンスターのチェックをしたところ、
何かがパーティの右後ろから出現。



エンカウントです!

DMが出してきたのは例のミニチュア。
まぁ、このレベルでそれがそのまま出てくることはないため、
「マスター、ひょっとしてまたヒュドラ?」
「第1回の時とは違って、今度は8本、首があるよ♪」
「えー」

会場の退場時間も迫ってるので、巻いていきます。

バルタンビーム、ダメージ→17点
エルギアン、グリッターダスト→失敗
アラストール、マジックサークルアゲインスト

ここで、予機していないことが!



ヒュドラがアラストールに攻撃、首8回攻撃でHPがマイナス11。

「キャァァー!」

即死ラインのマイナス10を越え、
アラストールは逃げる間もないまま天に召されました…。

「アラストールゥーーーー!」

その後、パーティは全力攻撃です。



ジュニーニョが攻撃しダメージを与え、
バルタンがビーム、エルギアンはスコーチングレイでダメージ、
ヒュドラの反撃で、今度はアラストールの馬が犠牲に!
さらにジュニーニョに攻撃しましたが、
ジュニーニョが反撃しなんとか撃墜です。

戦いが終り、コスの砦で入手していた虎の子の
リザレクションワンド(生命の杖)の5/8チャージを使用し、
なんとかアラストールを復活させましたが、
少し経験点を失い彼女はレベルが下がってしまいました。

 アラストールは死の間際、またもや不思議な幻視を見ました。
 強大な悪の軍勢と、それを率いる恐ろしい男の姿、そして
 そのかたわらには、あの・・・!!

ここまでで時間が来て今回はおしまいです。

さてさて次回は!


ヒュドラに瞬殺されたましたが何とか復活したアラストール。
復活時に1〜2遭遇分の経験値のペナルティを受け、
レベルが下がってしまいましたが、無事に復活できて何よりです。

首の数が少なかったとはいえ、前に一度倒した敵だったので
皆少し油断していたことは反省点ですね。

次の竜魔将を倒すため、一路レストの廃都に向かったパーティたち。

レストが滅んだ獅子王の呪いとは何か!?
沼に住むエルフとリザードフォークは敵なのか味方なのか!?

廃都で待ち受ける竜魔将サールヴィス率いる軍勢たち。
アザールクルの命令で動いている彼らの目的は一体何なのか!?

次回、謎が解き明かされる!

続く!



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