「赤い手は滅びのしるし」のセッションのプレイレポート、
時間が取れず、中々書けなかったのですが、
何とか今週末のセッションには間に合いました。
さて今回から5章に入ります。
皆レベル9になっております。
#いつものキャラ紹介は文字数の都合で^^;
エルギアン(michi)、 ウィザード9
バルタン(ゆづる)、 スカウト1、ウォーロック8
ジュニーニョ(ひげお)、ファイター8・ダスクブレード1
フレリオ(店長)、 クレリック5・モンク4
フランソワ(白金)、 レンジャー2、ローグ7
アラストール(ミヤ)、チャーチ6、クレリック3
それではいってみましょう。
前回までのお話
城塞都市ブリンドルでの攻防の末、ついにパーティたちは、
竜魔将ハーンを破り、赤い手の軍勢を撃退した!
だが、彼らは単なる尖兵に過ぎなかったのだ……。
勝利の宴の後、恐るべき情報が敵のスパイからもたらされる。
竜魔王アザール・クルの本当の目的は、
ティアマトの王宮に儀式によりポータルを開いて、
強力な地獄の軍勢を味方につけることだった!
すぐさまジャルマース卿から儀式を阻止する命を受けたパーティたち。
竜魔王アザール・クルの野望を打ち砕き、
このエルシア谷に真の平和を呼び戻すことができるのだろうか?
エルギアンのお使い
宴の夜、フランソワはカール女史のところへ出かけて行きます。
彼女から何か指示を受けますが、パーティはそのことを知りません。
次の日、ディビネーションでアラストールが占った結果、
竜魔王アザールクルが九層地獄へのポータルを開く儀式の完成まで、
今日より、15日かかることがわかります。
これはまずいということで、すぐさま旅の準備を進めるパーティたち。
敵の本拠地に乗り込むわけですから準備も念入りにします。
しかし、多大な戦禍を受けたブリンドルの街では、
物資が不足して高額アイテムの売買はできないということで、
レベルが上がってテレポートの呪文を覚えたばかりのエルギアンが、
隣町のデノヴァーまで買い物に出かけることになりました。
エルギアン「ふー。行きは無事にテレポートできて、
皆の必要な物資も買い込んだし、後はブリンドルにもどるだけだな。」
DM「ブリンドルの精通度は『よく慣れ親しんでいる』ということで97%成功します。」
エルギアン「それではテレポート!d100をコロコロ……。
ゲゲッ!?98!?目的地を外れた!?」
D&Dのテレポートの呪文は、目的地の精通度に応じて、
失敗すると目的地とは異なる場所に移動したり、
酷いとテレポートした者同士が"ごちゃ混ぜ"になって、
ダメージを受けたりてしまいます。
DM「えー、
じゃぁエルギアンは移動した距離の1d10×1d10%分外れた場所に出現します。」
エルギアン「うう。すまぬ、みんな。今日中には戻れないかもしれん……。
コロコロ……お。低い。
デノヴァーからブリンドルまで80マイルなので、誤差は0.8マイル。
1.3kmくらいかな。これなら歩いて帰れる……。」
DM「では、エルギアンはテレポートに失敗し、
ブリンドルの街の外れの民家の納屋に出現しました。」
エルギアン「……。ここはどこだ?」
住民「あれま。あんた何もんだべ?
あ、あんたはもしかしてブリンドルを救ったエルギアン先生では……。」
エルギアン「むむ。ご主人、ここはどこなのだ?」
出発、竜煙山脈を越えて……
翌日、準備を無事?整えたパーティたちは敵の本拠地に向かって出発します。
敵の本拠地は情報によれば、ドレリンの渡しの向こう、
どくろ谷大橋を越えた竜煙山脈のどこかにあるそうです。
赤のイマースタル、及びエルギアンのテレポートで、
二人が精通しているドレリンの渡しまで、一気に移動します。
今回は無事成功したエルギアン。
ここで、赤のイマースタルはテレポートのスクロールを2本残して、
「それでは、健闘をいのる」と言って去っていきました。
ドレリンの渡し。
エルシア谷で赤い手の軍勢の攻撃を最初に受けた村です。
パーティの活躍により、赤い手の軍勢が来る前に住民の避難を終えることができましたが、
見事なまでに村は彼らによって蹂躙されて廃墟と化しています。
ここからは歩き。どくろ谷大橋は落ちているはずなので、
森をつっきって竜煙山脈に入ります。
DM「では、ワンダリングモンスターのチェックをば。」
PL「はいはい。コロコロ……、出たよ、出ましたよ。」
DM「ええっと、はい。全員〈視認〉してください。」
──結果、エルギアンとフランソワが気付きます。
エルギアン「あれはなんだ?」
フランソワ「何かこっちにくる!?」
というわけで戦闘開始。
2匹の敵が固まっているうちにファイアボールを打つエルギアン。
加えて、フランソワが速射で急所攻撃を乗せて矢をぶち込みます。
その爆風をぬけてくる竜に似た黒い生物。
背中にヒレを持ち、頭はワニに様で、角が一本生えています。
アーサックというワイヴァーン(亜竜)に似た生物なのですが、
〈知識〉チェックに失敗したパーティには何かわかりません。
アーサックは近づくフレリオに口から音波攻撃を浴びせると、
その衝撃で、地面が割れて爆発し、後ろにいたジュニーニョと
アラストールとフランソワがダメージを受けます。
アーサックA「クァクァ!キィーキィー!」
アーサックB「キィーキィー!」
PL「さっきの音波攻撃といい、敵はなんだか音で意思疎通してるようね。」
PL「うーん。じゃぁサイレンスかけてみる?」
続いて、エルギアンがヘイストを唱えて陰に隠れた後、
アラストールはバルタンの持っている武器にサイレンスを唱えてかけ、
彼のまわり20フィートを無音状態にしました。
アーサックA「……。……!?」
敵は音が出せず攻撃もできず、おまけにパーティの位置さえ感知できないようです。
PL「では、皆、物理攻撃や擬似呪文能力でよろw」
こうなるととことん強い、パーティたち。
フランソワとジュニーニョの弓、バルタンの怪光線によって
たちまち2匹の敵を倒してしまいました。
夜はロープトリックで休みます。
突入!赤い手の寺院!
いよいよ近づいて来た、敵の本拠地。険しい山道を徒歩で歩くパーティたち。
やがて、切り立った山腹に続く岩棚の先に、何かの構造物の姿が見えてきました。
崖の壁面の岩を掘り込んで作られた150フィートはあろうかという
巨大な5首の竜の像が目印の、竜魔王アザールクル率いる赤い手の軍勢の本拠地、
ティアマトの寺院です。
5首の竜はそれぞれ別の種類の竜のもので、崖と岩棚の接する所には、
石造りの両開きの扉があり、今は閉まっています。
さらに岩棚から140フィート上の崖には、大きな開口部があります。
時刻は夕方4時頃、あたりに人影らしきものはありません。
まずは、フランソワがディスガイズハットをかぶって、
赤い手のホブゴブリンの兵士に化けて近づきます。
正面の扉を調べたりしますが、特に何も見つからず。
しかし再度念入りに調べると、やはり罠が仕掛けられているようです。
バルタンがデテクト・マジックを行うとやはり反応があり。
次は、バルタンが飛んで上の開口部を覗いて見ます。
なんだか生物の住んでいる臭いを感じますが、気配はありません。
奥は小さな洞穴のようになっており、
窪みには、人骨や大きな爪で引っ掻いた後などがありますが、
目ぼしいものは見つかりません。
結局、他に入り口のようなものは見つからなかったため、
正面の扉から突入することになりました。
なんとかフランソワが罠を外し、扉を開けて中に侵入します。
奥は上に上がる階段が続いており、その先にはさらに扉がありました。
ホールでの戦闘
扉の前で〈聞き耳〉、奥で何かがうごめく気配。
ここまで来たら何が出てきても覚悟を決めているパーティたち。
扉を開けた先に待っていたのは、
見るもおぞましい3体のアンデットと化したワイヴァーン。
部屋には、まるでステンドグラスを通したような虹色の光が、
部屋の上部の竜の首の彫刻の口から差し込んでおり、
既に死んでいるワイヴァーンたちを神秘的に照らしています。
部屋の四方には扉、さらにワイヴァーンの奥の壁の左右にはテラスが見えます。
「ギャァー」という大きな生物の叫び声と共に、テラスから姿を現したのは、
羽の生えたトカゲの青いトカゲのような生物。
エルギアン「アレが、噂にきくブルーアビシャイか……。」
と、〈知識〉チェックに成功したエルギアン。
ここで戦闘開始です。
バルタン「エルギアン、まずはファイアボールを頼む。」
エルギアン「……、あぁ。」
耐性があるらしいので、メタマジックロッドで炎を酸に変換して放つエルギアン。
酸の爆発が、アンデットのワイヴァーンとテラスのブルーアビシャイを包みます。
アビシャイは呪文抵抗をもっておりましたが《上級抵抗破り》 を持っているエルギアンの力押しには勝てず、全員反応セーヴに失敗し、酸の焼けるようなダメージが彼らに降りかかりますが、アビシャイたちは酸のダメージ減少を持っているらしく、効果があまりでませんでした。
アラストールは、聖なる教えの一説を唱えて、リサイテーションを発動。
味方の攻撃ロールとセーヴにボーナスを、敵の攻撃ロールとセーヴにペナルティを与えます。
続いて、フレリオがポールアックスで攻撃、
ジュニーニョの刺突武器がアラストールのウェポンシフトの呪文で刺突武器に変化し、
ワイヴァーンのゾンビに連続攻撃を浴びせ、そのまま一体を倒します。
DM「では、君たちの前に以前戦ったグリーンスポーンレーザフィーンドが出現します。」
といって、パーティたちの目の前にミニチュアを置くDM。
驚くパーティたちに、一人冷静なアラストール。
アラストール「ええっと、なんだか怪しいので、
私のチャーチ・インクィジターの特殊能力により、
そのスポーンが幻術だと意思セーヴで見破ってみます。コロコロ……。」
DM「……セーヴには成功しましたね。そのとおり、幻影でした。」
アラストール「みんな騙されてはダメです!そのスポーンは幻影です!」
DM「しまったなぁ……。」
実は、ブルーアビシャイが後ろに石壁の幻影を出してテラスもろとも、
姿を隠してから戦闘が開始される予定だったようですが、DMの手違いだったようです。
まぁチャーチ・インクィジターの幻術看破の能力によってすぐさま見破られてしまったでしょうが。
幻術が効かないとわかったブルーアビシャイは、今度は、Suggestion(サジェスチョン)の呪文をフレリオにかけて言葉で操ろうと試みようとしますが、アラストールのマジックサークル・アゲインスト・イーヴィルの効果の前に精神作用の効果は自動的に失敗。
その後フランソワの速射で3発全段命中し、ワイヴァーンゾンビを全て撃破。
バルタンの怪光線とジュニーニョの攻撃が、ブルーアビシャイ1体を続けて倒します。
残ったもう1体のブルーアビシャイ、パーティを離れていたバルタンに再びSuggestion(サジェスチョン)。
ブルーアビシャイ「YOUちょっと、ちょっとその重たそうな鎧、崖の下に捨ててきなYO!」
バルタン「NO!」(セーヴ成功)
ブルーアビシャイ「OH!ファック!」
なんだか可愛そうになってくるアビシャイさん。
PL「どうせやるなら、フランソワにアラストールの胸をw」
アラストール「こ、今度やったらリング・オヴ・フェイスで切り刻んでやるんだから!」
フランソワ「俺なのか……。」
そんなアビシャイも最後の抵抗か、尻尾による攻撃でバルタンに電気ダメージを浴びせ息絶えます。
兵舎
正面に扉、調べて開けるとまっすぐに続く道が。
左右の壁にも扉があり、それぞれ調べて開けると同じく道が。
とりあえず左側の道に行ってみます。
その先の扉を開けるパーティ。
ここは兵舎でしょうか、中は大きな部屋でベットがいくつも並んでいます。
そして、彼らを待ち受けていたのは、前章でパーティたちを散々困らせた赤い手の忍者、
ブラックスポーンレイダーが7体ほど。
すぐさま戦闘開始!
アラストールはマス・レジストエナジーを唱えて、
パーティのメンバーに酸から攻撃に対してのダメージ減少を与えます。
フレリオとエルギアンは離れていたため、効果を得られずしょんぼり。
ブラックスポーンたちはすぐにパーティの方に寄ってきますが、
何匹かが別の出入り口から仲間を呼びに行ってしまいました。
PL「逃がすとマズイでしょ。」
PL「無理、追いつけない。」
寄ってきたブラックスポーンの酸のブレスが、バルタンとアラストールを襲います。
しかし、事前にかけていたレジストエナジーのためにまったくダメージを受けません。
ブラックスポーンC「あ、おまえらが指名手配の賞金首たちか!」
ブラックスポーンD「ヒュゥー!10万gp!」
ジュニーニョが通路に躍り出て、前回竜魔将ハーンから奪ったヘヴィピックでダメージを与えます。
ブラックスポーンA「ウグ?力が、力が抜ける……。」
ジュニーニョ「むむ、この武器は……。」
通常のダメージと共に、魔法のヘヴィピックが相手の【耐久力】にもダメージを与えているようです。
そのままトドメを刺すジュニーニョ。
ブラックスポーンE「あれはハーンさまの形見!あれを奪い取るんだ!」
フランソワはグレーターインビジビリティのスクロールを使い透明になり、
急所攻撃を乗せて攻撃します。
そのときでした。
DM「じゃぁ、バルタン、アラストールは意思セーヴをしてください。」
アラストール「え?何?」
バルタン「ちょ!なんだよ?」
DM「ええっと、バルタンは魔法的なものがわかるのでわかりますが、
二人の後ろに何かが現れた魔法的な気配を感じますが、
そこには何も見えません。」
二人「何だよ!それ!」
とりあえず、意思セーヴは二人とも成功。
二人は突然とてつもない悪寒を感じましたが、なんとか耐えることができました。
バルタン「じゃぁオレがグリッターダストを、その空間にかける。」
金色の塵が空間を満たすと、そこに大型の骨の悪魔のような生物が姿をあわらしました。
エルギアンが〈知識〉チェックした結果、ボーンデビルのようです。
ボーンデビルは再び呪文を唱えようとしますが、
PL「マスター、我々が囲んでるんだけどさ。」
出現したところが悪かったのか、機会攻撃を受けるため、防御的発動を行います。
DM「コロコロ、──出目1。orz」
一方、反対側では射撃で矢を《速射》し、どんどんブラックスポーンを倒していく。
さらに、ジュニーニョはビナイン・トランスポジションの呪文で、
接敵していたバルタンのいた場所に瞬間移動。
すかさずアラストールが彼の武器に善の信仰の力をエンチャントします。
そのまま、ジュニーニョは渾身の力を込めてボーンデビルに攻撃!
フランソワの弓もクリティカルし、フレリオが最後の一撃を与えて、
ボーンデビルは倒れました。
倒れたボーンデビルはゆっくりと別の次元へと帰っていきます。
戦闘終了です。
彼らの持ち物と部屋の〈捜索〉 を行った結果、
[戦利品]
・オイル・オヴ・マジックウェポン
・ポーション・オヴ・インビリビリティx14
・ポーション・オヴ・キュアモデレートウーンズx7
・オーション・オヴ・ジャンプx7
・ポーション・オヴ・パス・ウィズ・アウトレース×7
・宝石(ターコイズ10gp)x35
・350gp
[机の下の櫃]
・絡み合った3匹の蛇を模ったルビーをあしらった黄金の錫
・ハンドクロスボウ、魔法反応あり
・ブレイサー、魔法反応あり
キッチン
兵舎の奥には、飾台や棺桶などがならぶ拷問室と鉄格子のついた牢獄が並ぶ部屋。
特になにもなし。
続いて、一度ホールに戻り、兵舎との逆側の部屋を探索。
どうやら今は主を失った竜魔将たちの部屋のようです。
こちらも目ぼしいものは見つかりません。
しょうがないので、再度ホールにもどり正面の通路を進みます。
2ラウンド以上のアクションは取らず、
テキパキとフランソワが出目10で部屋を見ていきます。
次に入った部屋は、どうやら台所と食堂のようです。
部屋の中央にはぐつぐつを何か得体の知れないものを似ている大きな鍋が、
壁際にはかまどなどがあり、そこで料理をしている者がいました。
パーティ「え?」
パーティが入ってきたことに気付くとはっと驚く彼女。
容姿は美しく、赤い手に捕まって働かされているのでしょうか。
DM「アラストールより綺麗です。」
アラストール「ねぇ貴方、ここで何してるの!彼女にデテクト・イービルしてみます!」
DM「悪の反応はありません。彼女は怯えていますよ。」
やっぱり、赤い手の捕虜なのでしょうか。しかし、アラストールは冷静に続けます。
アラストール「では、チャーチ・インクィジターの能力、変化暴露を発動します。」
いつもにも増して、力が入っているアラストールの能力で、
美しかった彼女の顔が、たちまち見るのもおぞましい老婆の顔に変わります。
ナイト・ハグです。
ハグ「ケケケ!バレてしまったらしょうがない。
さては貴様、ドジッ子ぷりを発揮しているデネブのクレリック、
アルエ=アラストールだな!皆のもの出合え!出合え!」
アラストール「ド、ドジッ子!?」
やはりお約束の展開ということで、戦闘開始です。
まずはフランソワの攻撃、話しているうちにすでにハグの後ろに回り込んでおり、
立ちすくみ状態のハグに急所攻撃をぶち込み、83点のダメージ!
しかし、何故か手ごたえがありませんでした。
続いて、台所の倉庫のようなところから、エルフの美しい女性たちが現れますが、
彼女たちの手には武器が握られています。
バルタン「じゃぁ彼女らにディスペル!正体を現しやがれ!」
たちまち彼女たちの姿が、髭の生えた悪魔、ビアード・デビルに変わります。
PL「正体は、髭の悪魔オヤジかよw」
PL「ウホッw」
ジュニーニョはハグに攻撃し重傷を与えますが、
ハグはイセリアルネスの呪文を防御的発動し、
姿を消してエーテル界に逃げ込みます。
エルギアンはヘイストをキャスト、
アラストールはジュニーニョにリサイテーションを唱え、
ジョニーニョが一手にデビルの攻撃を引き受けます。
ハグはパーティたちが認識できないエーテル界から、
マジックミサイルを放ちます。
アラストールは、ジュニーニョとフレリオを巻き込んで、
ホーリースマイトを打ちます。
3体敵を範囲に入れることに成功しましたが、呪文抵抗を破れず、
セーヴに失敗したのは、たった1体だけでした。
38点のダメージを受けて、1ラウンド盲目になります。
ジュニーニョとフレリオはセーヴにも成功し、6点のダメージのみです。
盲目状態の敵にフランソワが速射で狙って倒します。
さらに、もう1匹をクリティカルで倒しますが、
倒した瞬間、別の次元に戻っていくデビル。
残りの1匹はテレポートで逃げます。
バルタンが再びディスペルを発動。
解呪判定は、気合で出目20!
ハグをエーテル界から呼び戻します。
姿を現したハグに、待機をしていたフランソワの攻撃が決まり、
その勢いで、ハグは足を滑らせて鍋に落ちてしまいました。
ハグ「ギギィー!熱い!焼けるぅ!ゴボゴボゴボ……」
この世のものとも言えない絶叫をあげながら、ハグは煮え立つ鍋の中に消えていきました。
[戦利品]
・倉庫の樽の中に魔法反応あり
→皮袋の中にポーションx2、ワンドx1、大ガラスの置物
・300gp、50pp、エメラルド(1000gp)
・ハグ石(ペリアプト)
・南の壁の戸棚に茶色の壁にはいったもの、お茶
大聖堂へ
キッチンを出て、さらに右手の方に進んでいきます。
会議室のような部屋では、エルシア谷を蹂躙する浮き彫りの絵が飾っていました。
また途中、バリケードによって開かない扉がありましたが、
フレリオがメルド・イントゥ・ストーンのスクロールを使い、
洞窟の壁を通りぬけ、部屋の中に入ってバリケードを退かし、先に進みます。
さらに部屋がありましたが、そこで行き止まり。
その奥の壁にフランソワが〈捜索〉すると、
シークレットドアが見つかりました。
その扉を向こうには下に降りる階段が見えています。
ここで全員インビジポーションを飲み姿を隠し、
いよいよ第2階層に降りることになりました。
降りたところにはまたもや扉が。
鍵がかかっているようです。
そのままフレリオが壁を通り抜け、中の様子を確認します。
そこは大きな聖堂のような場所でした。
奥に祭壇のような場所があり、手前には信者の席でしょうか、長いすが並んでいます。
この大きな洞窟を照らすのは、赤や青や白の様々な弱い光を放っている何百本という蝋燭。また、天井は60フィートくらいの高さですが、鱗や爪を付けた皮ひもが何十本も釣り下がっており、シャラシャラと音を立てながら、地上10fまで垂れ下がっています。
奥の祭壇には、石造りの5首のドラゴンの彫刻がしてあり、
その両隣には、何かの生物の石像が見えます。
さらに奥の壁には5方向に窪みが見え、そこに5つの竜のような生物の像が見えます。
また、正面入り口のようなところでは、赤い手の僧服のホブゴブリンたち数匹が、
パーティたちがやってくるのを、武器を手に、今か今かと待ち構えているようです。
……と、フレリオは中の様子を詳しく話します。
バルタン「エルギアン、ファイアボールを打ってくれよ。ホブゴブリンに。」
エルギアン「うぬぬ。
残りの火球はここぞというときに(自分のタイミングで)打ちたいんだが……」
バルタン「ええっとエルギアンのファイアーボールを合図に戦闘開始ということで。」
エルギアン「ちょっとまて。なんだかボスの部屋っぽいし、私の火球で戦闘を開始するより、
ここで一端戻って体制を立て直した方がいいのではないか?」
フレリオ「いや、大丈夫、大丈夫。まだでないよ、打ってくれ、始めよう。」
エルギアン「……どうなっても知らんぞ。」
作戦を立てるパーティたち。
1.まずフランソワとバルタンが正面扉をあける
2.その瞬間、待機アクションしていたエルギアンがそこにファイアボール。
3.それを合図に、奥の祭壇側から石に溶け込んだフレリオが、
こちらの隠し扉から、ジュニーニョとアラストールが強襲をかける。
皆、配置についたところで戦闘開始です。
エルギアン「じゃぁいくか……開けてくれ。」
扉をあけると、やっぱり待っていたのは赤い手の僧侶たち。
しかし、いきなり飛んできたファイアボールに驚く暇もなく、
その爆風に包まれてしまいます。
6匹いたホブゴブリンのクレリックも、セーヴに成功した一人を残して
全員消し炭になってしまいました。
そこへ、フランソワが入っていきます。
その扉をくぐった瞬間、透明だったフランソワの姿が現れてしまいました。
どうやら、入り口にディスペルマジックがしかけられているそうです。
そのままフランソワは生き残っていたホブゴブリンに攻撃し、倒します。
アラストールは爆音を聞いて、それを合図に隠し扉を開けます。
すると、奥の窪みにあった竜のような生物の石像が一斉に動き出し、
アラストールの方と、フランソワの方に向かって降りてきました。
知力チェックの結果、ワイヴァーンだということがわかります。
PL「やべー!動き出した!」
PL「やっぱり……。」
エクスペディシャス・スィフトでジュニーニョはアラストールを守るように
敵に接敵します。
アラストールもシーキングレイを打ち、ジュニーニョを援護。
エルギアン、降りてきて近づいてきたワイヴァーンたちにアイスストーム!
ジュニーニョは、《肉を斬らせて骨を断つ》 で、
ワイヴァーンの攻撃を受けながらも、ハーンのピックで反撃します。
一方、奥の祭壇の間に現れたフレリオは、祭壇のところにいた術者と、
やはり動き出した祭壇の両脇の石像の攻撃を受けていました。
フレリオ「かかってきな!」
術者は、フレリオにドミネートパーソンを唱えますが、
フレリオにかかっていたプロテクションフロムイーヴィルの効果で、
無効化されてました。
はい、今回はここで時間がきて終了です。
次回へ
赤い手の大聖堂に響く戦いの咆哮!
ワイヴァーンの石像はハリボテだろうと高をくくっていた彼らをあざ笑うかのように、
突然動き出し、襲い掛かってきた5色のワイヴァーン!
この試練をパーティたちは無事、切り抜けることができるのか!?
そして、竜魔王アザールクルを倒し、
地獄へのゲートを開く儀式を阻止することができるのか!?
パーティたちの運命は如何に!?
以降、次回へ続きます!