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君の小袋がいつまでも空っぽになりませんように!
author michi

赤い手は滅びのしるし
第3章 :第8回:第9回:戻る
「赤い手は滅びのしるし、第9回 死霊王の謎」 2008/3/1

メンバー


いつもの面々、フルメンバーです。

・アラストール/ミヤ   …クレリック・チャーチインクィジター、回復役のパーティの紅一点。死亡経験あり。
・ジュニーニョ/ひげお  …女泣かせの不粋のファイター
・フレリオ(ELF)/店長   … 森エルフの故郷を勘当された、さすらいの肉体派モンク、ラ族。
・バルタン/ゆづる    … 新たにホブゴブリン女装がコスプレレパートリーに加わったウォーロック
・エルギアン(ELF)/私   … 最近魔法より弓派のウィザード!(・∀・)
・フランソワ/しろがね   … おフランス?がえりのローグ&レンジャー。実はカール家のスパイ。
・DM・・・ご存知、キングオヴハラグロ、植埜さん

前回までのお話


竜魔将コスを倒し、恐るべきアザール・クル率いる
赤い手の軍勢のエルシア谷侵攻計画を知ったパーティたち。
沈みゆく廃都レストで次の竜魔将サールヴィスを倒し、
持ち帰った死霊王のパワーソースを担保に、
赤い手に力を貸す死霊王と交渉に向かったパーティたち。

そこで待っていたのは、3人目の竜魔将アルワイの手の者たちだった!
彼らは無事、死霊王と会えるのだろうか?

──って感じです。

それでは今回も行ってみましょう。

獅子穴に入らずんば…


さて死霊王のアジト、ライオンのかたちをした巨大建造物の
口のところのゲートから、進入するところから再開!

なんかこの展開は・・・








クラシックD&Dのベーシックモジュールソロアドベンチャー
「ザルゴンの亡霊」
を思い出すのは、私だけでしょうかw

まず、ローグのフランソワが入り口の罠などを調べ、
ウォーロックのバルタンがディテクトマジックをし、
クレリック/チャーチインクィジターのアラストールがディテクトマジックをします。








結果、少なくとも、物理的な脅威、魔法的な脅威、邪悪な脅威、
3つの脅威はありませんでした。

扉を開けると、部屋の奥に下に下りる螺旋階段があるだけ…。
覗いてみたところ、下は霧のようなもので満たされて視認困難で何もわかりません。

『虎穴に入らずんば、虎子を得ず!』

いや、獅子の穴なんですが、勇気を出して、
バルタンとフランソワが霧の中に下りていきます。

部屋の西壁に、ベンチがあり、
壁にそのベンチに座るものに飛び掛るような感じで
ライオンの絵が描かれていたりします。

そのまま彼らは、東の部屋を調査。
部屋に入ると、そこにはもう霧が無く、
壁には天井から何かの歯や鱗がたくさんぶら下がっており、
北西に何かの像がありました。
さらに北側に2つ扉があります。

さらに、部屋には、前回戦ったホブゴブリンのモンクが4体と、
奥にヘビーメイスとライトシールドを構えたホブゴブリンのクレリックが1体いました。

さてさて、本日の最初の戦闘ラウンド開始です。








フランソワ、スニークアタックで手前のホブゴブリンにダメージ17点
アラストール、プレイヤーをキャスト、
敵のクレリックがブレスをキャスティングした後、
テーブルのバトルグリッド上にはミニチュアを置かれていない、
謎の存在が呪文を唱えはじめます。

一方、バルタンは、その部屋に入らずに北側の部屋への扉を開け、中の様子を確認します。
東と北で挟み撃ちにされたらかないませんから。
部屋には、テーブルの上の壁にくっている血の付着した手術台が・・・
その隣の床には、ダストシュートでしょうか、穴が空いています。








アラストールが、部屋の奥を中心としてサイレンスをキャストしたところ、
これに参ったのか、ホブゴブリンたちは北の扉を開けて奥に逃げ込みます。

フランソワはこちらの部屋にも立ち込めてきた
霧を利用して不可視からのスニークアタックで、
モンクを次々と撃破していきます。

その後、敵が逃げ込んだ奥の部屋から大蛇が登場、
ちょうど螺旋階段を下りてきたエルギアンの隣にも、
アースエレメンタルが召喚され出現し、彼に攻撃してきます。
紙のようなACとHPのエルギアンでも、防御専念していたことにより何とか回避。








次に、北の両方の扉から敵が登場、それと共に
スピリチュアルウェポンがアラストールに飛んできますが、なんとか回避。

手前の方の扉から現れた敵を倒しましたが、
奥の方の扉の先に謎の敵がまだ残っているようです。

──ここで、突然ジュニーニョの身に雷撃が走ります。
ダメージ33点。

姿を荒らす敵のボス…。でもそれが運のつき・・・








サイレンスの影響下に入ったのか聴覚消失状態に。

これではかなわないと、武器を落として降伏しようとする敵に、
容赦なく問答無用で攻撃しかけるパーティたち。








戦いが終わり、フルボッコにされていたのは、
3人目の竜魔将アルワイだということがわかりました…。
あれ?w

彼女はバードだったようですが、
サイレンスの効果範囲にいるバードなんてゴミ。
何の力も発揮できずに終わってしまったようです。

さて、ここで敵の持ち物を確認
#後日鑑定済データ

▽竜魔将アルワイ
・グローブ+?
・ミスラル製ブレストプレート+2
・ショッキングアロー+1、20本
・スタッフオヴストームクラウズ、チャージ23、ドルイド専用?、術者レベル13
 →フォッグクラウド(1チャージ消費)
 →コールライトニング(2チャージ消費)
 →コントロールウェザー(4チャージ消費)
・高品質のショートボウ、
・高品質のウィップ
・高価な銀の装飾品700gp

▽滅びのモンクx4
・キュアモデレートウーンズポーション×4
・ブレイサー?x4
・高品質ドラゴンチェインx4
・高品質ライトクロスボウx4

▽滅びのクレリックx2
・バンデッドメール+?x2
・?ポーション×2
・高品質ヘヴィメイスx2
・ライトシールドx2

部屋の北西にあった像は、彼らが信奉しているティアマトの像であることがわかりました。
売れば350gp程度になるらしく、分解してハンディハバサックに入れます。
天井から吊ってあるティアマトの鱗の壁掛け?も入れます。

奥のアルワイの寝室・書斎をフランソワが捜索したところ、
紙が数枚・・・楽譜、ドラゴンのことを歌った歌のようです。
歌劇用の歌でしょうか。
バハムート神の聖地を守る5体の善のドラゴンをティアマトが滅ぼす内容で、
少々暴力的ですが、良く出来ていて芸術的な価値はありそうです。

さて、手術台のあった螺旋階段の北の部屋を探索します。
手術台と手術用具の他、特に目ぼしいものは見つかりません。

興味本位でバルタンがダストシュートらしき穴に降下してみます。

暫く進んだところで、マスターが戦闘ラウンドの開始を宣言。
最初に投げ込んでいた、松明が落ちている床が蠢きだしました。
容赦なく怪光線を打ちまくっているうちに、床の反応が無くなりました。
なんだったんでしょうか…。

で、底を調べたところ、中程度の防御術がかかってるローズストーンを見つけました。
後で鑑定した結果、アイウンストーン(AC+1)というものらしいです。

で、ここで仕切りなおして、
この部屋の西へと伸びている扉の先の通路を進みます。


死霊王の間









その先は、灰色のモルタルで骨をつなぎ合わせた台に乗った水槽が
黄色い邪悪な光を放つ不思議な部屋でした。

さらにフレリオが奥に進んだところ、そこには腐りかけた獅子の像が。
なんとも不気味な部屋ですねってところで、またもや戦闘ラウンド開始。
忙しいです。

パーティに襲い掛かってきたのは、レッサーボーンドリンカー。
触手と爪でフレリオに怒号の不意打ち攻撃を浴びせます。








フレリオの反撃、バルタンの怪光線、フランソワは速射、
アラストールはホーリィスマイトをキャストします。

前にいるフレリオとジュニーニョにおそいかかるボーンドリンカー。
組み付かれてしまうジュニーニョ…。








エルギアンは来るべき死霊王に備えるため、
呪文温存モードで、ロングボウを構え打ちます。
続けて命中し、敵を撃退していきます。
これでもエルフですからw

最後フレリオが攻撃し、
なんとか敵を全員撃破しました。

戦闘が終わり、部屋をチェック。
ディテクトイービルをしたアラストール、
あまりの邪悪さ(術者レベルの2倍の悪の存在)にぶっ倒れてしまいます…。

今度は、バルタンの魔法感知(ディテクトマジック)。
魔法の数は、推定4個。。

エルギアンが水槽を調べた結果、
中にはダイアライオンらしき生き物?が入っているようです。

そのとき、水が飛び散りバルタンに【敏捷力】ダメージ1点を与えます。
すぐにフレリオのレッサーレストレーションで回復。

こうなれば、あとはローグまかせ。
フランソワは見事、部屋の南に隠し部屋を発見しました。








死霊王との会見


その部屋の床は鏡にようで、壁には優雅に自然の中を駆け回るライオンの絵が、
また頭がトラの人の絵が描かれて…

──と、その絵の前に、後ろを向いた人影があります。

「去れ」

彼のものは言い放ちます。








「死霊王をさがしてるんですが、しりませんですかねー」

軽い調子で、尋ねるバルタン。

「去れ、二度とは言わぬ」

ここで、再びディテクトイービルを試みるアラストールでしたが、
それを止めようとして、彼女の胸をしっかり掴んでしまうフランソワ。

「キャぁーぁ!なにすんのよ! もごもご・・」

「二度とはいわ…」








慌ててバルタンが、

「お前、大事なものをさがしてないか?経箱をさがしてないか?」

その言葉に、相手はくるりとこちらを向きました。
ここで、d20クトゥルフなら発狂ロールってところでしょうか。

そう、かつて獅子王として名をはせ、
おぞましい姿となった死霊王です。

「おまえはなにを知っているのだ?」

「ここにいた、ホブゴブリンの雌がお前の弱みを握っていたんじゃないのか?」
とバルタンは続けます。

「我々はあなたにいい話を持ってきました。」とフレリオ。

「おまえたちは経箱について何を知っている?」

「卑怯な手段でホブゴブリンに利用されていたのならその脅威は去りましたよ。」
とフレリオ

「ふむ、詳しく説明してもらおうか」

ここで交渉判定です。

レストの廃墟に陣取っていた赤い手のボスを倒して、経箱を手に入れた。
我々の首都ブリンドルを襲わないなら、経箱は安全に保管していいと説明。

それが本当なら、おまえたちが望んでいる、赤い手の軍勢の支援をとりやめても
よいが、本当かどうか証明しろと、死霊王。

とにかく、持っていたアルワイの手紙を見せ、経箱の説明をしました。
結果…。

「お前たちの手に経箱があるのは確かなようだ。
 だが、それを渡さないなら、ブリンドルに恐怖が訪れることになるだろう。
 これから10日後、ブリンドルのウィージャスの寺院に使いを出そう。
 そこで経箱を渡すなら、赤い手に力を貸すのを止めると約束しよう。」

なんとか今回、このアンデットと戦わないで済みそうです。

「もごもご…。ちょっと!いつまであたしの胸に触ってるのよ!!!」


ブリンドルへ帰還


赤月街道をはずれ、赤い手の軍勢と会わないように、
ブリンドルに向けて帰ります。

しかし、やはりただではブリンドルに返してくれないこのDM。
9/2の夕方、そろそろ野営をってところで遭遇。

地響きを立て、パーティに近づく何者か。
知識チェックするとブレイという敵。
一章のような凶悪な敵ではなかったので、サックッと倒してしまいました。








9/7、昼前にブリンドルに到着し、3章は了。

メモ:
 ここまででエルギアンたちの経験値、
 ペナルティを受けていないPCは、現在 31682 xp


第4章:ブリンドル攻防計画


戦の臭いのする、ブリンドルに戻ってきたPCたちですが、
まずはそれぞれの主へと報告です。

カール家のスパイ、フランソワはカール女史のところへ。

カール「どうだったの?」
フランソワ「かくかくしかじかです。」
カール「わかったわ、死霊王の使者が来るときは貴方も立ち会うのよ。
 そして、使者に他のものにわからないようにメッセージを渡しなさい。」
カール「…御意。」
カール「よろしい、聞き分けのいい子は好きよ。
    規定の報酬は払うわ。引き続き情報収集の任務を続けなさい。」

報酬(100pp)を渡される。

カール「ところで、その頬の痣はなんなの?」


一方、他のPCたちは…

「フランソワってどこいってるんだ?」
「さぁ?」

そこへ「ジャルマース卿がおまちです」と使者が。

フランソワも戻ってきて、ジャルマース卿のもとへ。
待合室の扉のむこうからなにやら議論。
暫くの時間の後、扉が開かれ部屋に通されました。

そこにはジャルマースとカール女史、ラースアルバース隊長、
ペイロアの大寺院トレドラ、ドレリンの渡しのノロ代表とソラナ隊長の
燦燦たる面々が。








ジャルマース卿
「ようこそきてくれた、諸君が無事で嬉しいぞ」
「諸君らにきてもらたのはほかでもない。
 諸君らが戦いで見てきたことを教えて欲しいのだ」

カクカク云々

「・・・・なるほど。
 どうやら、ついに全面対決の時が来たようだ。
 ついては、諸君らにも協力してもらいたい。
 我々はこの数日、ブリンドル防衛計画を練ってきた・・・」

どうやらこの防衛について、議論が続いているようで、
彼は、赤い手の軍勢をブリンドルの城壁の外で迎え撃ちたいと思っており、
それに対し、ラース隊長は、城壁を陣地として防衛に徹する作戦を提案しています。
他のメンバーはどっちもつかず、にっちもさっちも行かない状況のようです。

で、パーティの意見を聞いてどっちにするか決を再びとりたいとのこと。

状況としては
・すでに街の人々は東のデノバに避難を完了
・兵力はブリンドル獅子衛兵隊190人+他を入れて200人
・それから民兵800人
・カール女史の私兵100人
・救援にかけつけてくれたドワーフのハンマーフィスト氏族200人、
・兵士の食料は一ヶ月分
・他の戦力としては、ここにいる勇者たちと
 赤のイマースタルと呼ばれる高名なウィザードが一人


…一悶着あった末、篭城に決定。次は、篭城の方法について議論です。

まず、町のいたるところに兵士を配置してバリケードを築く。
傷ついた兵士を癒すクレリックを分散配置して効率化する。
パーティたちには、遊撃隊として兵力に加わって欲しいこと。

ここで、赤のウィザード、イマースタルがでてきて説明します。

「えー、呪文によって遠距離で会話できるものを用意しました。
 問題は3つしかないこと。誰が持つかですが・・・」

ジャルマースと、我々を代表してバルタン、それから…

恋仲が噂されるトレドラに持たせたいジャルマースを何とか説得?し、
議論の末、のこり1つはラーズ隊長が持つことになります。

会議は終わり、夜はカール家にパーティ皆で御呼ばれ。
暫しの平穏を確保し、本日はこれにて終了。

次回は…


いよいよ、物語の山場を迎える赤い手は滅びのしるし。

赤い手の大軍勢と全面対決です。
彼らは無事ブリンドルを守りきることができるのでしょうか?

空から迫り来るマンティコアやドラゴンの軍勢に、
バルタンの怪光線が!そしてエルギアンのファイアボールが放たれる!

地上では城門を破り街へと進入するホブゴブリンやオーガの軍勢に
果敢にも突撃するジュニーニョと、フレリオ。
フランソワとアラストールも武器を持って立ち向かう。

次回、ブリンドル攻防戦!
彼らは戦火舞う城塞都市で何を目にするのだろうか!




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